2021年6月20日日曜日

第3回(6月22日)パスで動物キャラクターを描く <illustrator編 パート2>


<Illustratorのパスファインダーとクリッピングパスの利用>


例題「クリッピングパスで、卵に模様を加える」


1.卵を描く



2. 模様となる柄を[鉛筆ツール]でフリーハンドで描く




3.卵のレイヤー(パス)を複製コピーし、柄レイヤー(パス)の直ぐ上に移動する




4.複製したレイヤー(パス)と柄レイヤー(パス)を同時に選択する




5.{オブジェクト} → [クリッピングパス] → [作成] で模様の完成 
 *ショートカットキー:コマンド+7(Mac)


*クリッピングパスを利用すると、柄を移動できます。





例題「パスファインダーで、卵に模様を加える」


1.卵を描く



2. 模様となる柄を[鉛筆ツール]でフリーハンドで描く



3.柄レイヤー(パス)と卵レイヤー(パス)を同時に選択




3.[パスファインダー] → {分割} を適用する




4.不必要な部分を選択し、消去して完成



 


*パスファインダーで分割すると、パーツはバラバラになりす。






 


<デジタルTips -アナログで描いた下絵画像を取り込む>


鉛筆などで描いたアナログ画像を、スマホやカメラなどで撮影して下絵などに利用する場合、
いわゆる「ハイキー」な状態にして、汚れやホワイトポイントを調整する事をお勧めします。
ここでは、Photoshopを使って調整する方法を紹介します。


カメラで撮影しただけの画像は、ほとんどがホワイトポイントが、グレーがかっています。





Photoshopで、[イメージ] → [色調補正] → [レベル補正] を開きます。





色の濃度のバランスがグラフ化されています。





グラフ下の、3つの△マークの右側を左へ移動することによって、背景の余分な汚れやグレーゾーンが白くなり、ホワイトポイントがずれていきます。
描画した線そのものが、薄くなってしまう場合は、左側の△を右へ移動して、ブラックポイントをずらします。




綺麗な下絵になりました!!



この方法は、下絵の取り込み時だけでなく、様々なシーンで活用できるので、覚えておきましょう。
他に「トーンカーブ」を使う方法もあります。こちらは初めは戸惑いますが、総合的な色調補正をする折に、非常に使えますので、こちらも慣れましょう!!





本日の実習作業 ------------------------------------


  1. 描いたラフスケッチを、Illustratorに配置し、下絵として準備する

  2. illustratorのパスで、各パーツを描画する










参考Tips:WEB上で絵が描けるペイントツール

 HTML5という技術を使ったペイントWEBアプリがいくつか出ています。 👉 Chrome Canvas (by Google) *利用には、Googleのアカウントが必要です。 👉 Auto Draw (by Google) 👉 MURO     👉 Harmony